分解しているこのカメラは、ヤシカ35と言うカメラで、コンタックスⅡaとよく似ています。と言うよりコンタックスに似せて造ったもの。
1958年(昭和33年)発売と言うから、丁度50年前のカメラです。
シャッターが切れないという、ジャンクカメラを買い、懸命に分解して故障を箇所を探しています。レンズも汚かったので、レンズ一枚一枚ばらして、オキシドールでクリーニングしました。
レンズは綺麗になったのですが、問題はシャッターです。
分解してシャッターのみを取り出したこの時点で、シャッターは切れたり切れなかったり。
シャッターはコパルMXVというシャッター。シャッターを分解すると後の調整が大変ですのでなんとか、シャッターは分解せずに済ませたい。
そこでベンジン液にこのシャッター部分を全部つけて、ベンジン浴を約3時間。
直りました。直りました。ベンジン浴をするとシャッター内から小さな金属片がいっぱい出てきました。これらが悪さをしていたのでしょう。
だが、シャッターの一部が磨耗して金属片が出ていますので、その磨耗した部分を修理せねばなりません。どうして修復するかはこれから考えます。
まず最初は、薄い0.2mmの銅板を半田付けしようと思っています。